Raymond J. Evison: Clematis for Small Spaces
杉本 公造: クレマチス (色分け花図鑑)
クレマチス―育て方から最新品種まで (別冊NHK趣味の園芸)
Mary Toomey: An Illustrated Encyclopedia of Clematis
Mary Toomey: Clematis (Hamlyn Care Manual)
Charles Chesshire: Clematis (RHS Practical Guides)
金子 明人: 人気のクレマチス―バラエティーに富んだ花のいろいろと育て方のコツ
金子 明人: クレマチス
主婦の友社: クレマチスとつる性の植物―庭をおしゃれに彩る
杉本 公造: クレマチス
日本クレマチス協会: クレマチス
NHK出版: つる植物のガーデニング―仕立て方・楽しみ方
杉本 公造: クレマチスのすべて―系統別215品種・栽培法・入手法
◆ パテンス八重系 ・ 中大輪早咲き系
◆ 花後の剪定 <弱剪定> ◆冬の剪定 <弱剪定>
◆ 青みがかった紫・ゴージャスな八重
初めて展示会で見た株はたった2輪咲いただけで素晴らしい存在感
開花時は少しずつ花びらを解きながら色付き
完全に色付く頃は豪華な花びらが幾重にも重なり厚みがある花形
完全に開ききってしべが顔を出し、徐々に退色していく様も美しい
常に八重咲きになり、強くは無いが藤のような爽やかな香りがある。
◆ 中大輪早咲き系
◆ 花後の剪定 <弱剪定> ◆ 冬の剪定 <任意剪定>
◆ 白に近い半八重の花・縁に紫~ピンクの影が差す
栽培環境によって一重の花も咲く。しっかり肥培すると半八重になるがなかなか花形が安定しない。雑誌やナーセリーのカタログに載っている写真はかなりピンクが強く出ているものが多いが実物はかなり白に近い。展示会等でも実際に咲いている花も白いものしか見た事が無い。写真のホワイトバランスの加減でピンクが出やすいのか個体差で本当にピンクの花が咲くものもあるのか不明。
◆ フロリダ系
◆ 花後の剪定 <任意剪定> ◆ 冬の剪定 <任意剪定>
◆ 薄緑~白のグラデーション・しべが完全に弁化した万重咲き
何処から剪定しても萌芽しやすく、節々に蕾を付けながら良く伸びる。鉢植えでも溢れんばかりの花付き。暑さは苦手で夏場は休眠してしまう事が多いが、冬には強く本やナーセリーによっては常緑の品種に分類しているところもある。花持ちが良く外側の花弁が落ちた後もしばらく楽しめる。
◆ 花後の剪定 <弱剪定> ◆ 冬の剪定 <弱剪定>
◆ 透明感のある明るい赤の八重咲き
透明感のある花弁が重なり合う様は優しげで赤い花でも派手過ぎず美しい
花首が捩れる事が多く少々花形が乱れやすい
◆ ビチセラ系
◆ 花後の剪定 <強剪定> ◆ 冬の剪定 <任意剪定>
◆ 臙脂に近い赤紫・常に八重で小ぶり
大変強健で多花性
元気な蔓を伸ばしながら節々に小ぶりな八重の花を咲かせる
光の加減によって色々な表情を見せる
◆ 透明感のある青紫の花弁が重なり合う・しべは臙脂色
幾重にも重なる花弁は比較的早く平開してしべが覗く。良く似た花に‘ルリオコシ’があり、実は2枚目の写真の1番上に咲いているものは‘ルリオコシ’として購入した物。まったく区別が付かない為、タグ違いの疑惑が晴れずここでは確信のもてる‘天塩’だけを紹介する事にした。
◆ 赤の濃淡とグリーンが複雑に混ざり合った細弁の八重咲き
とても個性的な花で1輪だけでも目を引く。赤と緑のグラデーションがその名の通り炎を思わせる。
◆ 透明感のある薄紫の八重
ピスタチオグリーンの蕾が緩みながら美しい薄紫に色付き
退色しながら完全に開ききるまでかなり長い間楽しめる
生長は比較的ゆっくり
◆ 個性的な灰紫色の八重咲き
他に無いグレイッシュパープルの花は小ぶりだけれど人目を引く常に八重咲きになり光の加減でいろいろな表情を見せてくれる大変多花性で節々から枝分かれして沢山の蕾を付ける
◆ パテンス八重系
◆ 花後の剪定 <弱剪定> 冬の剪定 <弱剪定>
◆ 青味の強い紫の花弁が重なり合い高貴な雰囲気
同じ青紫の八重咲きクレマチス キリ・テ・カナワ よりも幾分小振りで花弁に丸みがある
この系統には珍しく頂花の下1~2節にも花芽を付ける房咲き性があり
株が充実するとかなりの多花性が見られる