この時作って頂いた術後服に、未だにお世話になっているしめたんです…
（ミントグリーンバージョンも可愛いでしょ～）
乳腺腫瘍の摘出手術後、順調に傷も回復しお腹の毛も生えてきていたので
油断してしばらく術後服を脱がせていたのですが
治りかけの傷が痒かったのか一度酷く舐め壊してしまいました。
それ以上舐めない様にまた術後服を着せて様子を見ていたのですが
なかなか表皮の炎症が治まらず、出続ける浸出液が毛を巻き込んで
固まってしまい、分厚い瘡蓋の層が出来てしまいました。
念の為病院に連れて行ったところ、手術の傷はちゃんと塞がっているものの
表皮の炎症が続けばいつまでも気にして舐めてしまうだろうから
まずはステロイドホルモン剤を経口投与して少しでも早く炎症を抑えよう
という事でプレドニゾロンを処方され、毎日おりこうさんに飲んでいます。
27日は通院日だったのですが、残念ながらまだ炎症が治りきっていなかったので
もうしばらく投薬＆術後服のお世話になる必要がありそうです。
↑の写真、良く見るとしめたんの背後に「家政婦は見た」状態のみんたんが…ｗ
一昨日（9/28）、しめたんの病理検査の結果が解りました。
検査結果は予想以上に悪いものでした…
専門用語の羅列を意訳するとだいたいこんな感じ。
・腫瘍は悪性のもの（癌）である。
・摘出した左鼠蹊リンパ節にも既に転移しており
リンパ節そのものが癌の転移巣に置き換わっている状態。
・乳腺と鼠蹊リンパ節の腫瘍は完全に切除できているが
遠隔転移がいつ起こってもおかしくない。
動物病院の先生は、比較的小さいうちにシコリに気付いたのに
リンパ節転移までしていたとは… と絶句していました。
でも、今回の乳腺全摘手術に関しては
やって良かったと思っています。
そう遠くない将来、腫瘍が肺に転移するとしても
腫瘍をそのままにしているよりは
転移までの時間を少しでも稼げる可能性があると思います。
放置した腫瘍が大きく腫れ上がって自壊し
膿や血液が流れ出る状態にならずに済む事も
しめたん自身と飼い主であるshimeji＆夫のQOL向上に資すると考えます。
今回も腕の確かな院長先生に手術して頂いたので
しめたんの術後の経過も幸い順調で
退院後、グッタリして寝込むという事も無く
甘えたり日向ぼっこしたりしながらご機嫌さんに過ごしてくれています。
エリザベスカラーが外れるまでの間は
ちょっとばかりストレスを感じるだろうと思いますが…
今後について…
現時点で余命何カ月という事は無いものの
そう遠くない将来に肺への遠隔転移が起こる可能性が非常に高いそうです。
少しでもその時が来るのを遅らせる＆転移巣の肥大を抑制する為
しめたん自身の免疫力をupさせる努力をしたいと思います。
とは言っても、特別何かをするという訳では無く
とにかくご機嫌さんに日々を過ごしてもらうという事と
免疫力活性効果が認められると獣医さんに薦められた
サプリメントを飲ませてみるくらいで、普段の生活をするつもりです。
クヨクヨしていても仕方ないですし、飼い主の不安は
猫達にけして良い影響を与えないですから…
※ 猫の乳腺腫瘍への対処については、摘出手術の是非も含めて
獣医さんや飼い主さんによって様々な考えや判断があり
どれが正しいという事は無いと思っています。
獣医師と良く相談し、必要があればセカンドオピニオンを受け
飼い主も出来るだけ情報収集や勉強をすべきでしょう。
そして、大切な家族の為にどうするのが一番良いのか
その都度考えるしか無いと思います。
退院の翌朝しめたんの様子を見ると、ベッドの中に↑の物体が転がっておりました。
どうやら、点滴用の留置針を抜いた部分の出血を止める為に
左前足に巻かれていた粘着包帯を自力で脱皮した様です…
昨晩はずいぶん気にしてストレスを感じていた様だったので
出血も止まっている様ですし、むしろ外れて良かったかも。
それにしても、止血の為にキュッと巻かれていたとは言えなんとか細い事…
乳腺腫瘍の手術で入院していたしめたんですが
おかげさまで昨晩（21日）無事退院する事ができました。
3泊4日の入院中は、ご多分に漏れずゴハン＆オシッコストライキだった様です。
しめたんを連れ帰ってキャリーバッグから出してあげたところ
帰宅した事で少し興奮しているのかやたらと家の中を歩き回って
驚いた事に猫タワーのてっぺんまで飛び乗ってしまいました！
お腹の傷が開いちゃうからや～め～て～！！ Σ(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉﾋｲｨｨｨ!!!!
しばらくはグッタリ寝ているだろうと思っていたので
これにはさすがにビックリしました。
しばらく歩き回って家の中を点検した後、さすがに疲れたのか
ハウスに入ってウトウトしはじめました…
ところで、みんたんと小雪なのですが
しめたんが病院臭いから？カラーを付けているから？弱っているから？
たった4日居なかっただけなのに物凄い拒絶反応… _|￣|○
視界にしめたんの姿が入っただけで地を這うようなうなり声をあげ
みんたんは全身の毛を逆立てて興奮し
shimejiが立ち上がっただけで野良ネコの喧嘩かという
叫び声を上げながら飛び掛かって来そうな勢い…
これまでも、誰かしら手術をした後等に多少の混乱はありましたが
これ程酷い騒ぎになったのは初めて。
ほとほと困ってしまいました… ┐(￣ー￣)┌
今日（20日）も仕事の後にしめたんの面会に行って来ました。
看護師さん達のお話によると、手術から丸2日ご飯も食べず
オシッコもしていないとの事… _|￣|○
でもそれは手術・入院が決まった時から想定内ではありました。
しめたんは普段から家族以外には馴れない性格で
家に来客があった時などは押入れに隠れて一切姿を見せない為
友人から「幻猫（まぼろしねこ）」と呼ばれていたり…
そんなしめたんが慣れない病院のケージで知らない人に囲まれ
聞き慣れない患畜の犬の鳴き声に怯え
ご飯を食べなかったりオシッコをしなかったりするのは想像に難くありません。
そんなしめたんの様子を心配して、少しでも落ち着ける様に
ケージにバスタオルのカーテンを掛けて周りの雑音を遮ったりと
看護師さん達も色々と気を使って下さっている様でした。
2日間ケージの隅にうずくまったまま微動だにしないと説明する
看護師さんの口調も心なしが不安そうな雰囲気に聞こえましたが
shimejiが「しめたん、会いに来たよ～」とケージの扉を開けて声を掛けると
グッと顔を上げてか細い声ながらも「にゃぁ」と返事を返し
立ち上がってこちらまで寄って来たではありませんか…！
まだ診察や処置を待つ患畜さんもいるのであまり長居する訳にもいかず
ほんの短時間ではありましたが
「しめたん、ご飯食べるんだよ～」「オシッコしなきゃダメだよ～」などと
声を掛けている間、何度かお返事をしてくれただけでなく
シッポをピンと立てて歩み寄り、ケージから出たい素振りも見せてくれました。
まるで「やっとお迎えが来た、早くおうちに帰ろうよ」と言いたげな瞳で…
↑の写真はその時のもの。
看護師さん達も、「ケージの隅にうずくまってまったく動かなくて本当に心配だったけど
ママが来るとやっぱり違うんですね～」と一様に驚いていました。
つれて帰ってあげたい気持ちはやまやまでしたが
大きな手術の後でまだ経過観察が必要な為少なくともあと1日は入院が必要であり
shimejiも明日は仕事で様子を見ていてあげられない為
後ろ髪を引かれながらも病院を後にしました。
もともと小柄なのに、手術＆絶食でまた一回り小さくなってしまった様にも見え
チラッと見えた手術痕が痛々しく、点滴針留置の為包帯を巻かれた左前足の
あまりの細さに少しばかり切なくなってしまいましたが
しっかりした表情と早く我が家に帰りたいという意志が見えたので
きっとしめたんは大丈夫。
帰宅後暫く経ったころ、面会時不在だった院長先生がお電話を下さり
諸々の状況を判断して明日（21日）の夜退院する事となりました。
幸い22・23日と仕事がお休みなので、退院後2日間は
しめたんの傍で様子を見てあげる事ができます。
早くお迎えに行ってあげたいな～
モデル ： 小雪ちゃん
これまでも、病院で購入した透明のエリザベスカラーを小さく加工したりして
なるべく負担の少ないものにカスタマイズしていたのですが
お友達に教えて頂いたblogの情報を参考にして
さらに軽量で柔軟性のあるエリザベスカラーを自作しました＾＾
透明なのでちょっと写真で解り難いですが、材料はクリアファイルです。
手持ちのエリザベスカラーで型取りして切り抜いただけなのでとても簡単。
脱着用には粘着剤付のマジックテープを使い
首に当たる部分を挟み込む様に布テープをぐるりと貼り付けました。
この布テープの花柄がなにげに可愛かったり＾＾
術後のしめたんに面会に行った時、看護師さんに預けてきましたが
「これは軽くて良いですね～」と好評でした。
↑は夜に面会に行った時のしめたんです。
麻酔も醒め、わりとハッキリした表情をしていてホッとしました…
が、喜んでばかりもいられませんでした。
しめたんは左側乳腺全摘出の予定だったのですが
手術中に右側にも気になる細胞増殖がみとめられたとの事で
急きょ右側乳腺も摘出する事になってしまいました。
ただし、以前にも説明を受けた通り
左右の全摘出を同時に行うのは皮膚のマージンに無理があるとの事で
病巣からは遠く、肋骨がある事によってよりマージンが必要となる
前足側の乳房のみ残すという処置をとったとの事でした。
予定よりもさらに大手術になってしまい
しめたんの体にも大きな負担が掛かってしまいましたが
手術そのものは無事に済んだとの事なので
退院後は早く元気になるように精一杯ケアをしてあげたいと思います…
先日、しめたんのお腹に手を差し入れてヒョイと抱き上げた時
指先に違和感がありました。
もう一度注意深くお腹を触ってみたところ
左側の後ろ足から2番目の乳房にシコリを発見…
小さな乳首の近くに小豆よりも小さいくらいのシコリが
2つある様です。
本人はまったく気にしておらず、外観上は全く異常は見られないものの
そっと指を這わせると間違いなく指先に触れる小さいシコリがあります。
猫の乳腺腫瘍は8割～9割が悪性であると読んだ事があり
見つけた瞬間に手術を覚悟しました。
すぐにかかりつけのF動物病院でI院長先生に診察して頂き
レントゲン撮影をしたところ
今のところ肺等への転移はみられないとの事。
もっとも、乳腺腫瘍自体も小さくてレントゲンでは確認できない程でした。
やはり、猫の乳腺腫瘍は悪性の可能性が非常に高く
検査の為に腫瘍細胞を傷付け刺激する事が
転移のきっかけになる可能性も否定出来ないので
ここは敢えて細胞検査はせずになるべく早く摘出した方が良いとの判断でした。
猫の乳腺は左右1対あり、前足の付け根から後ろ足の付け根まで繋がっています。
この為、部分的な切除だと残した部分に再発する可能性が極めて高く
一般的には腫瘍がある側を全部摘出する方法が取られるそうです。
いくつかの動物病院のウェブページには
左右とも一度に切除してしまった方が良いという記述もあったので
I院長先生に聞いてみたところ
片側の全摘でも皮膚も含めかなりの範囲を切るので
表現は悪いが日本刀で袈裟掛けに切られた様な大きな傷になるとの事。
これを左右同時にやると寄せて縫う時の皮膚のマージンが足りずに
つっぱって運動障害を起こしたり
回復に時間がかかって体力的にもたなかったりする危険があるとの事でした。
しめたんは現在13歳。
けして若くはありませんが手術に耐えない程の老齢では無く
他に大きな病気も無いので手術を躊躇う理由はありません。
F動物病院のI院長先生にはこれまでも
みんたんの肥満細胞腫摘出手術やしめたんと小雪の避妊手術等で
何度もお世話になっており、外科手術の腕も確かで信頼しています。
…それでも、全身麻酔の大きな手術で
「絶対」という事は無いのでやはりとても心配です。
天国のくろたん、しめたんを守ってね…
（くろたんが無くなってから、8/18で早1年が経ちました）
頑張るくろたん posted by (C)shimeji
3日の日曜日、口内炎が悪化して食欲が落ちてしまったくろたんを
病院に連れて行き、持続性抗生剤とステロイドの注射を打ってもらいました。
ステロイド剤の使用については、副作用の心配もある為
あまり頻繁には使いたくないと思っています。
が、そうは言ってももう限界まで体重が落ちてしまっているくろたんには
2～3日の絶食も場合によっては命に係わり兼ねないので
病院に連れて行くタイミングには常に気を使っています。
ここ数年、食欲が落ちてきたと思ったら可及的速やかに
病院に連れて行き、なんとか体重3.0㎏を維持してきたのですが
（もちろんそれでもくろたんの体格からしたらガリガリです）
ここ2回の通院時はshimejiが病院に行くタイミングを逸してしまい
5月6日 → 2.85㎏
7月3日 → 2.75㎏
と、体重が減少して最軽量記録を更新してしまいました…
幸い注射が効いたようで、昨日あたりからそれなりにご飯を食べ
良いウンチも出ている様なので、少しホッとしたのですが
なんとか3.0㎏まで体重を戻して欲しいところです。
もうね、抱き上げても羽の様に軽くて…
病院に連れて行くタイミングを逸してしまったのが
悔やまれてなりません。
くろたん、ごめんね。
今度ご飯が食べられなくなったら直ぐに病院に連れて行くからね～
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