マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」を観てきました。
元々熱狂的なマイケルファンという訳ではありませんでしたが
やはり素晴らしい才能を持ったエンターテイナーとして
その歌やダンス、ステージにはとても魅力を感じていました。
高校生の時、母と一緒に行った"Bad Tour 1988"
東京ドームの外野スタンド席からステージは遠く
肉眼ではあまり良く見えなかったのですが
大型モニターに映し出されたステージ上のパフォーマンスを
食い入るように見た記憶があります。
本棚を探すと少しセピア色になった当時のプログラムがありました。
ある時からその奇行やスキャンダルばかりがクローズアップされて
傍から見ても、何であんなにバッシングされるんだろう？
と気の毒に思う程でしたが
幼くしてスーパースターになってしまい
普通一般の経験や生活を殆ど知らないまま大人になってしまった
とても純粋な人だったんだろうと今では思っています。
映画の冒頭、幻になってしまったロンドン公演のステージに立つはずだった
ダンサー達のインタビュー映像が流れます。
世界中から「あのマイケルのステージに、彼と一緒に立ちたい！！」と
多くのトップダンサーが集まり、厳しく辛いオーディションに勝ち残った
ほんの一握りのダンサー達です。
リハーサルを続ける合間のインタビューで
「夢が叶ったんだ」「あのマイケルと」「信じられない…」
こみ上げる熱い想いに声を震わせながら口々に答える
彼らの映像を見ているだけでこちらの胸も熱くなり
「ああ、でもマイケルはもう逝ってしまったんだ」という想いがこみ上げて
開始早々から涙がポロポロ零れて止まりませんでした。
そして映画の内容は…圧巻のステージリハーサルの連続！！です。
マイケルの超一流のエンターテイナーとしてのプロフェッショナルな立ち居振る舞い
ファンの為に、全てのスタッフと心を一つにして作り上げていく
素晴らしいステージとパフォーマンス！
どれ一つとして知らない曲は無く、知らずリズムを取りながら
まるでロンドン公演を目の前の席で見ているような幸せな気持ちと
またしても、「ああでももうマイケルは居ないんだ」という悲しい気持ちが
表裏一体となったなんとも不思議な感覚で全編を見終わりました。
上映後、すぐには立ち上がる気持ちになれず
涙を拭っていた人は少なくなかったと思います。
ロンドン公演が実現していれば、これまでの色々な誤解や曲解も解け
やはりマイケルは素晴らしい超一級のエンターテイナーであり
誰よりも環境破壊や不幸な子供達の為に心を痛め行動した人であったと
再認識されたであろう事は疑いようが無いと思いました。
余りに突然の彼の死は私達にも衝撃を与えましたが
本人の無念さは計り知れないものがあるのではないでしょうか…
今は只、ご冥福を祈るばかりです。
そして今日、この素晴らしい作品をもう一度観たい！夫にも観せたい！！
と思って、日曜日の指定券を2枚購入して帰って来たshimejiなのでした…。
shimejiさん、おはようございます。
This is It ご覧になられたんですね。
どれひとつ知らない曲はなく・・・と書いておられますので、shimejiさんがMichaelのことを、
相当深くご存じだったことがうかがえます。
リハーサルとはいうものの、マイケルは既に（圧倒的に）完成していて、
ダンサーやバンド、ステージスタッフが、彼の描くイメージにまで到達してくるための、
そのためのリハーサルであったことがあきらかですね。
shimejiさんが書いておられることと全く同じ思いを私も思いました。
こんなに、こんなに、素晴らしいのに、圧倒的な臨場感に身を震わしながら、
・・・涙があふれてなりませんでした。
とても共感する記事を書かれて感動しました。
投稿情報: 猫庭 | 2009-11-05 10:11
shimejiさん こんばんわ
This is It 私も見て同じ思いをしたのでコメントさせていただきます。
simejiさんが書かれてるように
ほんとうに、ほんとうに素晴らしかったですね。
あらためて、彼の人柄、すばらしさを感じられて、心が震えました。
もう一度、スクリーンの中の彼に逢いに行こうと想ってます。
投稿情報: ramar | 2009-11-05 21:27
■猫庭さん
コメントありがとうございます。
予告どおり4日に「THIS IS IT」を観てきました。
マイケルは好きなアーティストではありましたが
正直自分がこの作品を観てこんなに涙を流すとは思っていませんでした。
が、本文中に書いた様に、終始心地良いリズムと音楽に酔いながら
ポロポロと涙を零すというとても不思議な体験をしました。
本当に猫庭さんがおっしゃるとおり
マイケル自身が持っている
既に圧倒的に完成されたパフォーマンスとイメージを
1つのステージとして実現させる為に
全てのスタッフが全身全霊を懸けて取り組んでいる
また、マイケル自身もそれを伝えようと懸命に努力している
そんなリハーサルだと感じました。
往年の大ヒット曲はもちろん知っていましたが
もしかすると最近の曲は彼が急逝した折に
MTV等で沢山放映された追悼番組のPVを
繰り返し聴いて覚えたのかもしれません。
ほんの数ヶ月前まで
長い間ライブパフォーマンスを行っておらず
来日した際のファンミーティングでも1曲も歌わず
もしかしたら、もうあまり声が出ないのではないか？と思っていました。
ロンドン公演を発表する盛大な記者会見の後には
あまり体調が良くないような噂だし
本当に50公演もこなす事が出来るのだろうか？と思っていました。
でも「THIS IS IT」を観た今は全て杞憂であったと断言できます。
本当に私達は稀有のスーパースターを失ってしまったんですね…
返す返すも惜しまれる彼の死です。
投稿情報: shimeji | 2009-11-06 02:41
■ramarさん
ああ、ここにも「THIS IS IT」を観て心を震わせた方が…
記事に共感して頂けてとても嬉しいです。
やはりもう一度観に行きたくなる作品ですよね！
当初、2週間の期間限定公開と言う事でしたが
予想以上の反響に上映期間も伸びた様です。
きっと私達の様なリピーターも多いのでしょうね。
もう一度マイケルに逢える週末が楽しみです。
でもまた泣いちゃうんだろうな…
投稿情報: shimeji | 2009-11-06 02:49
はじめまして。
クレマチスを見せていただきに、ちょこちょこお邪魔しておりました。
まだまだ初心者でちらほらとしか咲かせることができないのですが、
いい刺激を受け、勉強させていただいています。
思わずコメントしてしまったのは私も映画を見たからです。しかも2回。
さしてファンでもなかったのに聞けば知っている曲ばかり、
とてもリハーサルとは思えないプロ意識、何度見ても飽きません。圧巻でした。
これで衣装や照明が整ったらいったいどんなステージになったのだろうと思うと、
なくなってしまったことが残念でなりませんね。
来週、急遽公開になるムーンウォーカーも見に行こうと思っています。
また遊びに来させてくださいね。
投稿情報: *ringo | 2009-11-06 16:25
■*ringoさん
いらっしゃいまし～＾＾
クレマチス、変化があって育てるのがとても楽しい植物です♪
いざクレキチの世界へ～ ヾ(^^;)
*ringoさんも「THIS IS IT」ご覧になったんですね。
しかもとくにファンではなかったのにすでに2回！
やはり人を惹き付けずにはおかない
稀有な才能を持った素晴らしいアーティストだったのでしょうね…
そうそう、衣装担当のスタッフも目を輝かせて
「僕達も今までに無い素晴らしい衣装を作るんだ！
マイケルがいつも新しい事に挑戦しているから…」と言っていました。
本当に実現しなかったロンドン公演はどんなに素晴らしい
コンサートだったのだろうと想像せずにはいられませんよね…
今後ともどうぞお気軽にコメントを残して下さいね♪
投稿情報: shimeji | 2009-11-06 19:12