超・久々の園芸クレマネタでございますw
だってシーズンオフなんですもの…
とは言え本来ならばとっくに植替えをするべき時期になっているのですが
どうにもこうにもエンジンがかかりません…
↑は今朝のベランダガーデンの様子なのですが
一部色が悪くなり始めているものの、まだ青々とした葉が沢山残っています。
で、ついつい「もう少し光合成させておこうかしらん」とばかり
放置状態が続いているわけですが…
ここで一つ悩みのタネが。
つるバラの誘引時等に「頂芽優勢」という言葉を聞くかと思うのですが
これは簡単に説明すると、植物の芽はなるべく地上から遠い先端部分から
優先的に生長して、何かの要因でその先端の芽がダメになると
その次の芽が生長を始めるというものです。
これは、全ての芽を一度に伸ばしてしまうと不測の事態が起きた時に
全ての芽がダメになって枯れてしまう可能性があるので
それを防ぐ為に先端以外の芽は生長を抑制されていると
考えられています。
つるバラの誘引時にはそれを逆手にとって
翌春の開花枝をなるべく地面と水平になるように固定し
沢山の芽が一度に動くように調整する事によって
花数を増やすと言う訳です。
で、クレマチスなのですが、やっぱり頂芽優勢の傾向が強いと思われます。
春の成長期に伸長力の強いジャックマニー系やビチセラ系等の品種を
放置状態で伸ばすと、ほぼ垂直にどんどん伸びて行って
掴まるものが無くなったあたりでようやく花芽を付け始めます。
(もちろん高さに限度はありますが…)
また、大輪早咲き系の品種では、秋以降に今年伸長した蔓を
垂直に近い状態で放置した場合に比べ
蔓下げを行って蔓の角度を斜め方向に修正した方が
沢山花芽が付きます。
で、ここからが現在のshimejiの悩みのタネの本題なのですが
我が家の場合、パーゴラやラティスの高い位置で咲かせる品種については
まずはどんどん伸びてもらわなくてはいけないので
胸の高さくらいまではほぼ垂直に蔓を止め付けながら
誘引している状態になる事が多くなります。
そして秋口に3番花の剪定も兼ねて台風で傷んだ蔓先等を
胸から目の高さくらいで軽く剪定し、現在に至る訳なのですが
どうやらここで頂芽優勢が発動してしまう様で
ロマンティカ等は一番上の丁度目の高さくらいにある節に
プックリと良い芽が膨らんでしまっているのです。
そのまま蔓を残してその高い位置の芽も
来春伸ばせば良いじゃないかと思われるかもしれませんが
我が家では毎年鉢の位置を入れ替えてデザインを一新するので
あまり蔓を長く残すと作業が大変になってしまいます。
(特に今年はラティスやパーゴラの塗り替えを予定しているので
あまり残したくないのです)
また、古蔓で越冬する病害虫を避ける為にも
shimejiは(旧枝咲き系も)比較的強めに剪定する様にしています。
(あくまでもshimeji個人の判断です)
新枝咲き系(新旧両枝咲き系)については
今短く蔓を切ってしまえばまた低い位置からも
良い芽が膨らんでくるとは思いますが
まだ青々とした葉が残っているので光合成させたいのと
これからどんどん寒くなるのに
強剪定の刺激でうっかり来春伸びるべき芽が動き出して
パーになるのが嫌で踏み切れませんw
ここは一旦蔓を外して(でも切らない)横に寝かせておくとか…?
で、1~2月になってからバッサリ強剪定して
ラティスの塗り替えと鉢の配置替えをすると。
う~、これも狭いベランダで色んな事になりそうですが
① 低い位置に良い芽を付けたい
② まだ光合成させたいので青い葉は残しておきたい
③ 最終的には強めに剪定して作業したい
この3つを実現するには有効な様な気がしないでもない…?
という訳で、今シーズンはちょっと新しい試みとして
蔓が垂直に長く残っている新枝咲き系の品種は
誘引した蔓を一度外して寝かせておくというのをやってみようと思います。
さて、吉と出るか凶と出るか… ヾ(^^;)
あ~、でも確実に根詰まりしているものは
やっぱりバッサリ切ってでも早めに植替えした方が良いよなぁ。
でも今余分な鉢も無いんだよな~
↑優柔不断w
こちらにもお邪魔しますね~。
分かります、その気持ち!
バラもそうですよね。
バラの場合は冬に寝かせるほど神経質にならなくても
春の芽吹きまでに倒せばちゃんと芽が沢山出てくるんですが、
そのタイミングなんですよね。
なるほど、クレマチスの方が繊細なのね。
でもその丈だと寝かせるのは大変だし、
絡まったり、途中で切れちゃったりするのも困るし。
ホースを束ねるようにして輪にして留めて
鉢に1~2本棒を挿して簡単オベリスクを作って
枝が横になるように留めておくとか。
でも、それだと葉っぱが重なって光合成が減っちゃうかしら。
良い方法が見つかったら是非紹介してくださいね。
因みに我が家のクレマチスの葉っぱ、
みんなカラカラのふりかけ状態になってます。
投稿情報: Napoli | 2009-12-20 20:39
shimejiさんのクレマチスネタは毎回勉強になります^^
また色々教えてください。
うちのクレマチスも現在放置状態ですが、やっぱり垂直方向に蔓が伸びまくっています(^^;
でも蔓を解いて水平方向に直すとなると大変な作業になりそうな予感が・・・・
特に最近物凄く寒いので、かじかむ手で面倒な蔓を上手く外せるかどうか自信ないです(^^;;
でも来年少しでも多く花を見たいし、頑張らなくちゃ^^
ところで・・・質問なのですが、鉢植えのクレマチスってやっぱり毎年植え替えは必須なのでしょうか?
もし植え替えなかった場合、どのような影響があるのかもし実体験がありましたら教えてください。
投稿情報: ぽきーと | 2009-12-20 21:47
■Napoliさん
こちらにもコメントありがとうございます
未だにクレマチス栽培は試行錯誤の連続ですが
過去の経験を元に色々考えるのはなかなか面白いです^^
いつも行き当たりばったりに色々考えて実行しているだけで
キチンとした比較データも取っていないので
最終的な結果の判断は、あくまでもshimejiの個人的感想ですw
Napoli家のクレマチスはもうカラカラですか!?
ちょっと早いような気もしますが、まあもう冬ですからね^^
来年の開花には問題ないでしょう。
投稿情報: shimeji | 2009-12-21 00:19
■ぽきーとさん
書いてある事を鵜呑みにしてはいけませんよ~w
記事の内容は今年shimejiが実験的にやってみようと思ったことを
つらつらと書いただけなので
それが良い結果になるかどうかは神のみぞ知るwww
植替えは毎年必ずしなくてはいけないという事ではありませんが
根詰まり状態を放置していると
何れは株そのものが弱ってしまうと思われます。
やはり鉢の大きさと株の生長具合に応じての植替えは
やった方が良いでしょうね。
株の状態が悪くて一部根腐れしてしまったような場合は
それまでよりも小さい鉢に植え替えるという事もあり得ます。
あと、我が家でもこれ以上大きい鉢はムリ!な株は
見なかった事にして絶賛数年放置中www
投稿情報: shimeji | 2009-12-21 00:38
そう!
わたしも毎年これに悩まされます。
新旧両枝咲きの品種、DOEなんかも、うちの場合ですが、
目の高さより上でよい芽が散見します。
下はというと・・ないんですよねぇ・・芽が。
なのでいつもよい高さになるように誘引するのに、
下は30cm幅くらいを行ったり来たり蛇行させて留めることに・・。
葉が出れば目立たないんだけど、格好悪くて。
早めに剪定しようかどうしようか悩ましいですね。
それにしても12月も終わりだというのにこんなに青々としてるんですか?
すごいですねぇ。
フロリダ系は元気な葉だけど、他は殆どありませんよ。
投稿情報: chiko | 2009-12-22 11:42
■chikoさん
やっぱりchikoさんもw
高いところに良い芽があると
ついついもったいなくて残したくなっちゃいますよね~^^
でもそればっかりやっていると高いところにばっかり花が咲いて
低いところはスカスカになっちゃうし…
chikoさんのDOEは地植えで株立ちではないのですか~?
いっぱい蔓があったら半分~3分の一ずつバッサリ強剪定して
2~3年かけて蔓の更新を図るのがセオリーかと^^
我が家の鉢植え族は株元が1~2本、多くて3本なんて株ばかりなので
地際までバッサリいくのはなかなか勇気が要ります~
今年もあと10日だと言うのに
まだこんなに青々とした葉っぱが残っているのも
剪定をためらう要因ですw
投稿情報: shimeji | 2009-12-22 17:56