たまには鯛のお頭付きが食べたいにゃ~ posted by (C)shimeji
↑は一番お気に入りのくろたんの写真です^^
追記あり(9/9)
くろたんが亡くなって2週間が過ぎました。
少し心も落ち着いてきたので、自身の記憶の為にも
くろたんの事について記録しておこうと思います。
まずはくろたんが我が家に来た経緯から…
くろたんが初めて我が家に来たのは2004年11月10日。
外猫ボランティアをしている友人Sさんから
「別のボランティアTさんから新しい仔を預かるにあたり
受け入れ準備の為2~3日だけ預かって欲しい」という依頼があり
2~3日ならと、それを引き受けたのが始まりでした。
その頃はもちろん小雪は居なかったので
我が家の猫はしめたん(6歳)とみんたん(4歳)の2匹。
くろたんは小柄なしめたんよりも一回り大きくガッチリとした体型で
長くて真っ直ぐの綺麗な尻尾も力強く太かった記憶があります。
喧嘩したらうちの猫がやられちゃうかもと思いましたが
くろたんはとても賢くて、人に良く慣れているばかりでなく
ビビリの我が家の猫達がどんなにシャーシャー言っても
絶対に反撃したりせずに上手に距離を取ってやり過ごしていました。
くろたんがTさんに保護された経緯はというと
Tさんが外猫の世話をしている地域にある時突然現れて
人馴れしているのでおそらく捨てられたのだろうと思いつつ
そのまま一緒にご飯を食べさせていたそうです。
ところが他の猫達と折り合いが悪くいじめられている様で
だんだん姿がみすぼらしく弱っていく様に思われ
人馴れしているが故警戒心が薄く
猫嫌いな人間に虐待されている可能性もあったとの事。
体調が悪そうだったので避妊手術も兼ねて病院へ連れて行ったところ
既に避妊手術済みであった事が判明。
その上FIV(所謂「猫エイズ」)のキャリアである事も判明。
当初避妊手術後リリース予定だったので左耳の先をカットしたものの
FIVキャリアの仔をそのままリリースする訳にもいかず
かといって自宅でもともと飼っている猫と一緒にする事も出来ず
退院後1ヶ月もの間Tさん宅の玄関でケージ暮らしだったとの事。
そのくろたんの状態を不憫に思った友人Sさんが
玄関のケージに居るよりはと引き取る事にしたのですが
Sさん宅はその時既にFIVキャリアの仔も含め
保護した仔ばかり7匹の猫達が一緒に暮らしており
中には新入りさんを苛めてしまう仔や
環境の変化で具合が悪くなってしまう仔も居るので
なんとかうまくくろたんの隠れ場所を作る間
shimeji宅で預かって欲しいという事だったのです。
そんなくろたんの状況を聞くにつけ
寒い玄関でケージに閉じ込められっ放しは論外として
クセのある仔も含め7匹もの猫が居る家に行くよりは
我が家でしめたんとみんたんと一緒に暮らした方が
くろたんにとって幸せだという気持ちが強くなりました。
幸いしめたんとみんたんは初めこそシャーシャー言っていたものの
くろたんの健気な無抵抗も手伝ってそれ程酷い拒絶反応は無く
夫とも相談して3匹ならちゃんと環境を整えて飼って行けると判断し
くろたんを我が家に迎える事にしたのでした…
(その4年後に小雪も加わって4匹になる訳ですが。)
2011/9/9 ~以下追記~
FIVキャリアの猫について、記事中のTさんは感染を恐れて
自宅の飼い猫と一緒にはできず、玄関のケージにくろたんを
隔離して保護するという方法を取っていました。
くろたんを我が家で引き取るにあたり
自分でも色々勉強し猫飼いの先輩方にも相談した結果
我が家では、しめたん・みんたんと隔離せずに
一緒の空間で生活させるという選択をしました。
くろたんを引き取ってから1年以上経ってから
1度だけしめたんとみんたんのFIV抗体検査をしましたが
検査結果は2匹とも陰性でした。
トイレもお水の器も共有していましたが感染しなかったのです。
FIVキャリアであっても無くても
猫達が少しでもご機嫌さんで過ごせる様
その時出来る最大限のケアをする事に変わりは無いので
その後はFIV抗体検査はしていません。
くろたんにしても口内炎になりやすく、時々お口が痛くて
食欲が落ちてしまう事を覗いては、元気でよく甘え
日々をご機嫌さんで過ごしていました。
残念ながら、FIV(所謂猫エイズ)とはまったく関係の無い
急性動脈血栓塞栓症で亡くなってしまいましたが…
とにかく声を大にしてお伝えしたい事は
FIVは流血の大喧嘩でもしない限りそう簡単には感染しないと言う事。
余程広くて部屋数に余裕があるお家でも無い限り
完全隔離をする事は猫のQOL(生活の質)を下げ
飼い主の負担が増す事に他ならないと思います。
もし家にFIV陽性の仔が居るならば、隔離するよりも
飼い主や仲間と適度にスキンシップしてご機嫌さんでいた方が
発症のリスクが抑えられる気がしてなりません。
また、里親募集の猫さんがFIV陽性だったとしても
ぜひとも敬遠せずに迎えてあげて欲しいと思います。
記事中のTさんは、FIVについての認識の違いこそあれ
長い間外猫の餌やり、捕獲しての避妊・去勢手術
また体調の悪い仔の保護や里親探しなどを続けてこられた方で
Tさんのお陰で助かった猫たちが沢山居る事を
最後に申し添えたいと思います。
ご無沙汰していました。
久しぶりにお邪魔して、言葉を失ってしまいました。
くろたん、亡くなっていたのですね。
ずいぶん遅くなってしまって、ごめんなさい。
ずっと患って介護して、覚悟はしたつもりでも、かわいいわが子を送るのは辛いものです。
ましてやくろたんは急なことだったとのこと。
shimejiさん、どんなにか心を痛めたことと思います。
くろたん、健気な無抵抗だったのですね。
黒猫さんは、とても頭がいいから、ちゃんと分かってたのかな。
shimejiさんのもとに居たくて、おりこうさんにやり過ごしたんですね。
くろたんの思い出、もっと聞かせてね。
遅くなってしまったけど、くろたんの冥福を心から祈っています。
投稿情報: Mayu-☆ | 2011-09-08 21:10
■Mayu-☆さん
こちらこそご無沙汰しております。
今日、とても久しぶりにMayu-☆さんのblogを覗かせて頂いて
半年振りの更新を喜んでいたところでした…
くろたん、本当に急に逝ってしまったので
心の準備が出来ていなくて暫く落ち込んでいましたが
日々の生活に追われ、しめたん・みんたん・小雪の世話をしているうちに
少しずつ気持ちも紛れてきました。
でもまだふとした瞬間にくろたんの事を思い出して切ないです…
優しいメッセージをありがとうございました。
暫くの間、ポツポツとくろたんの思い出話をupするかと思いますが
どうぞお付き合い下さいね^^
投稿情報: shimeji | 2011-09-09 00:23