■ 桜 襲 （さくらがさね）

桜襲1 posted by (C)shimeji

阿吹の蕾が開き始めた瞬間は、こんなに鮮やかで濃い赤色が見えます。

まだ花弁（植物学的にはがく片）が内側に折り込まれている状態なので

この赤色は開花した時には花の裏側にあたる部分になります。

 

 

桜襲2 posted by (C)shimeji

開花した阿吹を裏側から見ると、花弁の縁は

写真の様な美しい紅色に染まっています。

 

 

桜襲3 posted by (C)shimeji

表から見ると、パールホワイトの地に裏側の紅色が透けて

こんなに美しい微妙なピンク色のグラデーションとなって見えます。

 

日本古来の色の組み合わせ（平安時代の装束など）に

赤の上に薄い白を重ねて下の赤色を透かし見る

「桜襲（さくらがさね）」という色目がありますが

阿吹の優しいピンク色はまさに桜色という表現がピッタリ(//∀//）