猫が居なくなりました…。
と言っても我が家の猫ではなく、同じマンションで
やはり猫を飼っている、独り暮らしのお友達の愛猫クリくんです。
私がメールでその事実を知ったのは、25日(火)のお昼頃。
夕方になって仕事から帰宅した友人Sさんから事情を聞いたところ…
クリくんが居ない事に気が付いたのは24日(月)の朝。
猫が7匹いる上、前日にコタツを出したばかりで
姿が見えなくても、きっとコタツの中に入っているんだろうと思い
居なくなっているのに気付くのが遅れた。
何時居なくなったのかまったく解らないけれど、心当たりがあるとすれば
23日(日)の夜にゴミ出しで1度家を出たので
玄関を開けた時に足元をすり抜けて出て行ったかも…。
平静を装い気丈に事情を話すSさんでしたが
憔悴しきった表情で両腕は切り傷だらけ。
聞けば、昨日(24日)からマンション中を探し回り
管理人さんに断って、普段は進入禁止になっている
ベランダ側の縁の下にも入れてもらい
地面に這いつくばるようにして捜索を続けていたとの事。
ここは10階立てで約350戸ある、そこそこ大きなマンション。
外廊下に面して各戸のドアとメーターボックスがずらりと並んでおり
メーターボックスの下には丁度猫が潜り込み易そうな隙間も。
念の為Sさんに聞いてみると、メーターボックスは
1階~10階まで都合3回、全てのカバーを開けて探しているとの事。
きっと建物の中には居なくて、どこかマンションの敷地内に
居るのではないかと言う事でした。
そこで一旦Sさん宅を辞去したものの、臆病な完全室内飼いの猫が
はたして鉄骨造の非常階段を降りて(Sさん宅は8階)
建物の外に出るものだろうか?という疑問が拭い去れずに
Sさんが3回探したと言っていたメーターボックスを
懐中電灯持参で、1つ1つ丁寧に探す事に…。
(自分の目で確かめなくては信用できない疑り深い性格w)
2軒に1基づつあるメーターボックスを、Sさん宅に一番近いものから順番に
金属製の大きなカバーをそっと開けて、隅々まで
懐中電灯で照らしながら捜索を繰り返す事・・・10分。
僅か15軒目(7基目)のメーターボックスでクリくんを発見!!
幅180㎝×奥行き40㎝程のメーターボックス内の
いろいろな配管の影になっている一番奥の端っこに
小さくなって固まっている茶トラ猫の姿がありました。
そのまま目を離さずに「居たよ!!」と携帯で連絡。
「信じられない!!」を連発しながらキャリーバッグを手に
駆けつけるSさん… 本当に見つかって良かった!!!
クリくんは寒い雨の夜を二晩外で過ごしましたが
奇跡的に三日目の夜を迎える前に見つける事ができました。
でもこれは、ラッキーだったと思わなくてはなりません。
今回の様に、ドアの隙間をすり抜けて行方不明になったり
高層階のベランダから墜落してしまったり
そんな事になったら、猫も飼い主も双方が不幸になります。
我が家でも、今以上に玄関の出入り等には
注意しようと夫婦で話し合い
玄関から出入りする時は、猫達が全員ダイニングルームより
奥の部屋に居る事を確認して、玄関とダイニングの間の
扉を必ず閉めてから玄関ドアを開閉する事にしました。
みなさんも、家族同然の可愛い猫が行方不明にならないように
普段から脱走させない努力をして下さい。
そして、万が一脱走してしまった時は諦めずに探す事です。
避妊・虚勢済みで完全室内飼いの仔であれば
驚くほど近くの物影に潜んでいる可能性が高いです。
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