‘ 篭口 ’ を齧られた後にベランダの見まわりをしていたら
本当の第一被害者を発見しました… _| ̄|○
まだ芽が膨らむ過程で、ギュッと葉がまとまっていた時は目立たなくて気付かなかった様です。
葉が展開し始めて、初めて先っぽが齧られて無い事に気が付きました…
しかもこの ‘ ラプソディ ’ 蕾が付いてる~!
さらに良く観察すると、一段下の節に側蕾も付いてる~~~!?
このタイミングでこんなに低い場所に既に蕾を持っているとは…
‘ ラプソディ ’ は「ジャックマニー系」に分類されている事が多く
私が以前持っていた株も、新蔓がある程度伸びてから
頂花から順に節々に咲いていくという生長の仕方をしていました。
残念ながらその株は弱らせて昨年ダメにしてしまったのですが
青みの強い透き通る様な花色とスッキリとした剣弁で
ヒラヒラと動きのある美しい花形が忘れられず
一番上のみんたんに齧られてしまった株は昨秋及川さんから再度入手したものです。
2006年 当時の勤務先でディスプレイにしていた上の写真と同じ株
実は以前から ‘ ラプソディ ’ 程系統が色々な事になっている
クレマチスも無いな~と思っておりました。
ちょっとインターネットで検索しただけでも
「ジャックマニー系」 「パテンス系」 「ラヌギノーサ系」 と色々な系統に分類されています。
Clematis on the Web で ‘Rhapsody’ を検索してみると
Fretwellさん と Watkinsonさん という別々の人が作出した
2種類の‘Rhapsody’があるようです。
写真から判断するに、日本で流通している ‘ ラプソディ ’ は
Fretwellさん作出のものの様です。
ここで話は変わりますが、そもそも「パテンス系」「ジャックマニー系」等の
系統名だけでクレマチスの性質を表すのはとっくに限界に来ているのですね~
始めのうちは交配親から系統付けていたのでしょうが
すでに現在は異系統間の交配がいろいろ複雑に絡まりあっているのですから
もう親品種から系統付ける「○○系」という系統名だけでは表現不可能な訳です。
正直英語は自信が無いもので、あまり見る事は無かったのですが
既出の Clematis on the Web でも従来の系統の他に
所謂「大輪早咲き系」「大輪遅咲き系」といった系統分けと
選定方法による分類、所謂「弱剪定」「任意剪定」「強剪定」がされていました。
良く考えたら、自分のフォトギャラリー My Precious Clematis2 でも
系統分けに悩んだ挙句、自分自身で育てた印象を元に↑の様に分類していましたっけ。
話は戻ってきっと一番上の写真の ‘ ラプソディ ’ は
旧枝からも花が咲く「ラヌギノーサ系」の特徴が現れたものなのでしょうね~
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