にゃんともクレキチまっしぐら！

■ 湘南クレマチス園オープンガーデン

当初は初日の29日（金）に行くつもりだったのですが
かなり雨足が強かったので、一日ずらして30日（土）に伺いました。

お目当ての苗でもあれば初日のオープン時間に合わせて行くのでしょうが
shimejiは見学＆写真撮影がメインなので天候の方が優先事項です

以前は「趣味園フェスティバル」で好みの苗をゲットする為に
銀座のデパートに開店前から並んだりしたものですが
思えばshimejiも落ち着いたものですｗ

展示会と言うと、どうしても春先の早咲き大輪種がメインになってしまうので
今回の遅咲き系の開花している姿をメインにという試みは
クレマチスファンにとっては大変ありがたいものだと思います＾＾

ロープで吊ったりワイヤーメッシュを筒状にしたオベリスクに巻き付けたり
いろいろ工夫されてましたが、まだまだ改善の余地ありだと思いますので
スペースも沢山ある事ですし、これからもっともっとクレマチスを美しく見せる
見本ガーデンに育てていって欲しいな～～～

中には一番上↑の写真のような、見事なスクリーン仕立てや
下↓の写真のように大胆に立木に絡ませて仕立てたものもあり
多花性の品種がどっさりと咲く様はなかなか見応えがありました♪

ん～、でも改めて見たらこのハナミズキ枯れちゃってる？　ヾ(^^;)

「いっぱいあると解らなくなっちゃうんだよね～」などと仰りつつ
若干、展示株の品種名が　ぁ　ゃ　ι　ぃ　ものもありましたが　(;^_^A
家族経営でほのぼのと経営されている雰囲気なので
あまりその辺りにツッコミを入れるのも無粋かな～と。

まあ、プロの生産農家としてはそのユルさはいかがなものかと
思わなくも無かったり…　ヾ(^^;)

昨年のオープンガーデンでも目に留まった　‘パルセット’　ですが
特にピンチもしないでこの分枝＆花付きだそうです。

退色してかなり白っぽくなっていますが、レモンイエローに桃色の筋が入る
とても個性的なクレマチス。
残念ながらまだ販売ベースの生産は出来ていないとの事です。

ちなみに…　上記2種の苗を購入してしまいました～　　┐(￣ー￣)┌　

個々の品種についてはいずれ「My Precious Clematis 2」の方でup予定。
この春の展示会の写真もまだupしていないので
いつ頃upされるかは未定で～す　<(_ _)>

■ 開花も終盤

遅咲き種の開花もあと数品種を残すのみとなり
散らばる花弁の掃除が大変な今日この頃…
すっかりupを忘れていた品種を含め、開花報告の続きです＾＾

‘　フランシスカ・マリー　’

2007年にチビ苗を購入し、昨年初開花した　‘フランシスカ・マリー’

その後ヘタレなshimejiはなかなか枝数を増やすピンチをする事が出来ずに
今年もヒョロリ～ンと伸びた1本の蔓の先に
頂花とその下2節に合計5つの小ぶりな花を咲かせてくれました＾＾

蔓1本だけでも5つの花が咲くのですから、ちゃんとピンチをして
蔓の数を増やす事が出来ていれば、きっととても沢山咲くんだろうな～

‘　雪　の　粧　’

早春の突然死事件を乗り越え、小ぶりで花弁が少ないながらも
4つの花を咲かせてくれました。

もう、生きていてくれただけで良かったです。
こちらも来年に期待です♪

‘　メアリー・ローズ　’

別名　‘フローレ・プレノ’　と呼ばれる事もあります。

よく似た小ぶりの万重咲き　‘パープレア・プレナ・エレガンス’程は赤みが強くなく
グレーがかったモーヴカラーのとてもシックな花色。

今年は‘PPE’の調子が悪く、一緒に咲かせる事ができませんでした。

‘　カ　イ　ウ　’

花弁の基部にうっすらと紫色の影がさす事もある純白の小さな壷クレマ。

可愛い姿からは想像が付かない太い蔓を伸ばして
パーゴラの上でゆらゆらと揺れています＾＾

■ 掟破りの薬剤散布

今年はとにかくよく観察して、うどん粉病の兆候が見られたら
拭き取り＆部分的な殺菌剤スプレーでこれまで対処してきましたが
そろそろ限界…　先々週あたりからはご覧のように一部のクレマチスの花弁に
悲しいうどん粉病の水玉模様が現れ始めました…　＿|￣|○

本当はもっと早くに殺菌剤の全体散布をしたかったのですが
集合住宅故、風の強い日や近隣に布団や洗濯物が干してある日は
噴霧器を使う事が出来ず、明日こそ明日こそと思っているうちに時は過ぎ…

24日（土）の雨模様の日にやっと殺菌剤の全面散布を行ったのですが
何が掟破りかって、開花中の薬剤散布は普通避けるものなのです～

デリケートな花弁に薬剤が付くと、染みになったり変色したりする恐れがあるので
せっかく綺麗に咲いている花を汚してしまう可能性が高いと言うのがその理由。

が、もう放っておいたらどんどん水玉模様が拡大してしまうので
今回はそんなセオリーは無視してやっちゃいました、薬剤散布。

これまでも部分散布では市販のスプレーボトルタイプの殺虫殺菌剤を
水玉が現れた花弁に直接散布してしまっていたのですが
それほど酷く花弁が汚れなかったというのも、気持ちを後押ししていたと思います。

店頭で「うどん粉病に」と書いてあるとついつい買ってしまい
もはや殺菌剤コレクター状態の在庫の中から
今回は「カリグリーン」と「モレスタン水和剤」を混合散布する事に。

狭小ベランダガーデンと言えど
全面散布する時は流石にハンドスプレーでは辛いので電動噴霧器を使用。
たっぷり3ℓ作った薬剤を全て使い切り、葉裏や花弁も含め
みっちりと全面に殺菌剤を散布してこの日の作業を終えました。

　ちょっとブレイク　

翌朝恐る恐るベランダを確認すると…
残念な事に少しばかり薬害が発生しておりました。
透明感のある赤紫の花弁が美しかったリトル・バタフライの花が
見るも無残なグレー色に変色してしまっていたのです。

そして、初期に咲いた花が散り始めるタイミングとは言え
花が散るスピードが全体的に早まったように感じました。

更には数日経ってから、せっかく復活した雪の粧の白い花弁に
茶色い染みが現れたりもしました。

が、私的にはあのまま放置して水玉模様がどんどん拡大するよりは
少しはマシかな～と思ったり思わなかったりｗ

やっぱり、スプレーボトルタイプの薬剤よりは
希釈して使う殺菌剤の方が、効果が高い分薬害も出やすいのかもしれませんね～

と言う事で、皆さんが薬剤散布を行う時は
あまり真似しない方が良いかもしれませ～ん！　ヾ(^^;)

■ 訴える瞳

ベランダでお花の写真ばかり撮ってないで

遊んでよ～～～

■ 益々美しく！ クレマカーテン

次々と新しい蕾が開き、益々華やかに美しくなったクレマカーテンです♪

ナナメ左からアップで

ナナメ右からちょっと引いて

室内から 

正面下から見上げるように 

■ 遅咲き系の開花も中盤…

その後も順調に開花が進み、遅咲き系の開花も中盤を迎えています。

‘　テンテル　’

当初予定では、クレマカーテンのメイン品種にするつもりだった　‘テンテル’　ですが
初期の生長が思わしくなく、早々に二軍落ちしておりました。

その後1本だけですが元気な蔓が伸びてパーゴラの足を這い登り
‘バーシーカラー’　と一緒に咲いています。

縁に行くほど色が濃くなる可愛らしいピンクの花は
細かいフリルのように花弁の縁がヒラヒラと波打ちとってもラブリー♪

思ったより小ぶりな花だったので（花径6～7㎝）
クレマカーテンのメインにはちょっと物足りなかったかも。

「鍋蓋か！」というくらい完全に真下を向いて咲くので
丁度良い位置で花を楽しむ為には、目線より上に誘引した方が良さそうです。

‘　ワレンバーグ　’

4弁の小ぶりなベル型の花が下向きに咲きます。
濃いワインレッドの花は底が白くコントラストが綺麗＾＾

可憐な花からは想像が付かない太い蔓を伸ばし、蕾が沢山付いています♪

‘　ジャックマニー・スパーバ　’

既に満員御礼状態のクレマカーテン付近に遅れて開花。
まだ咲き初めで赤みが強いですが、咲き進むと鮮やかな青紫になります。

シンプルでスッキリした花形で、他のクレマチスとの組み合わせにも向いています＾＾

■ ウォール＆カーテンの今

フロリダの壁（ウォール）は強風で若干痛んだり
初期に咲いた花が散り始めたりしているものの
カシスも加わりさらに華やかさup！

クレマカーテンは早五分咲きといったところ。

青紫系濃淡のグラデーション＋赤紫のポイントのカラーバランスは
華やかといえば華やかですが、ちょっとゴチャゴチャし過ぎかな～

蔓を沢山這わせ過ぎてしまったので、これからさらに開花が進むと
花の数が多過ぎて洗練された感じからは程遠い
ど派手成金風味になってしまいそう…　＿|￣|○

向かって右下側に蕾が少なくて、花の位置のバランスが悪く
自慢の室内からの眺めは残念ながらイマイチな感じ。

オマケの寝室側のカーテン。

‘ロマンティカ’の蔓が2本でこの花付き！　見事です＾＾
まだまだ蕾も沢山あります♪

■ どんどん咲いてます～

その後もどんどん開花しておりますので、まとめてupしま～す！

‘　カシス　’

今年もこっくりとしたワインカラーの特徴的な花を咲かせてくれました。

色の濃さやベインの入り具合、中心の万重咲き部分の状態等
個々の花に変異が出やすい品種ですが
写真の花は、片親が‘ヴェノサ・バイオレシア’であると言う事が
よく解る色をしていますね＾＾

‘　篭　口　’

なんとも写真を撮り難いところに咲いてくれた最初の花です。
艶のある茄子紺の花は形も整っているし、まあ合格でしょうか＾＾

芽出し直後にみんたんに齧られてしまい、どうなる事かと思いましたが
結果摘芯したと同じ効果があったらしく、蔓が増えましたｗ

昨年はぐんぐん伸びるもののなかなか蕾が付かずに
うどん粉病の巣窟になってしまった為、早々に切り詰めてしまいましたが
今年は注意深く観察してちょっとでもうどん粉病の兆候があったら
拭き取る＆殺菌剤散布で対処しつつ手間隙かけて育てたので
なんとか開花まで漕ぎ着ける事ができました。

今のところ他に蕾は無いのですが、脇芽が沢山伸びているので
時間の問題だと思います＾＾

‘　エリオステモン　’

インテグリフォリア系に分類されるクレマチスですが、伸びますｗ
毎年パーゴラのてっぺん辺りで揺れています。
花は完全に下向きで咲くのでまあ高いところの方が良い…のか？

これから咲き進んでしべが展開するとまた印象が変わります。

‘　アフロディーテ・エレガフミナ　’

少し形が乱れていますが、最初の花なので良しとしましょう。

昨年はひたすら蔓を伸ばすばかりでなかなか蕾が付きませんでしたが
今年は沢山出た新蔓の半分、いや三分の一？くらいが順調に蕾を付けました。

残りの蔓は…　聞かないで下さいｗ　（どこまで行くの～？）

‘　エルバン　’

ヒラヒラと軽やかな小ぶりの4弁花が下向きに咲きます。
もっと沢山開花してくると風に戯れる蝶の群れの様でなかなか可愛らしいです。

が、ビチセラ系にありがちな、可憐な花からは想像が付かない太い蔓ｗ

‘　ペルル・ダ・ジュール　’

もう少ししたらもっと色が乗ってくると思うのですが…
今年はクレマカーテンの一部として咲いていますが、失敗だったかも。

この花の美しさは逆光で透かし見た時に一番発揮されるような気がします。
順光で写真を撮っても、どうもパッとしない感じ。

フェンス側に這わせた方が良かったな～
ま、今後へ向けての反省点と言う事で。

↓　ちなみに逆光気味で撮るとこんな感じ。（2007年の写真）

ね～、逆光で撮ると綺麗でしょ～♪
来年はフェンス側に誘引しよう…。（もう来年の話ですかい！）

‘　リトル・バタフライ　’

今年初開花。なかなか綺麗です♪　これまで我が家には無かった色。

開き始めはなんともイマイチ風味が漂っていたのですが
時間が経つ毎に幅広の花弁が透明感を増してヒラヒラと波打ち
微かに青味が差す赤紫の花色がとても綺麗＾＾

今年は青紫系ばかりのクレマカーテンに差し色として加えたのですが
かなり小ぶりな花で完全に真下を向いて咲くので
これはパーゴラの上とかの方が向いている感じ。

これも来年への課題ですね～

■ みんたん、お手柄！

僕だって、やるときはやるんだもんね～

暫く前のお天気の良い日に
みんたんを膝に乗せてベランダで日向ぼっこしていると
突然みんたんが起き上がって小走りにベランダの奥に向かい
何かをネコパンチではたき落としました。

で、いったい何を仕留めたのかと良く見ると
バラの天敵「チュウレンジハバチ」ではありませんか～～～！

オレンジ×黒の特徴的な姿　チュウレンジハバチ

我が家には現在バラはありませんが、クレマチスにも
まったく被害が無い訳でも無いようなので
とりあえず羽を水で濡らして直ぐには飛び立てない様にして
ひとしきり写真のモデルさんになって頂いた後に、…プチ☆

ああ、きっと私は天国には行けないような気がするｗ

みんたんパトロール中

今回はとってもお手柄なみんたんでしたが
そのパトロールは害虫を退治してくれているの？
それとも美味しそうな葉っぱを物色してるの～～～？

■ ‘ 阿 吹 ’ の植替え

今年久しぶりに購入した開花鉢物の　‘阿　吹’

花が終わったので暫く前に花後の植替えを行いました。

植替え前の状態は、底面給水の二重鉢（外側を外してあります）で
Uの字に曲げたワイヤーを2本差し込んだだけの小さな行灯仕立て。

そんなに蔓が長く伸びる品種では無いのでしょうが
それにしても器用にビニタイをグルグルと巻いて
コンパクトに行灯の中に収めてあります。　まさに職人芸！！

丁寧に行灯から蔓を外した株元のアップ。

株が小さいうちからピンチを繰り返して枝数を増やすのが
やはりコンパクトで花数を多くする秘訣のようです。

とはいってもなかなか摘芯が出来ない自分…　＿|￣|○

鉢から抜いたところ。花が一杯咲いている開花鉢物は
けっこう根がグルグルに回っている事が多いのですが
思ったよりも初々しい感じの根でまったく根詰まりは無し。

先が白く、元気に伸長中のとても状態の良い根でした。

開花中、鉢カバーとして使っていたテラコッタ鉢にそのまま植え付け。

適当なオベリスクが無かったので、とりあえずどこかで見たことのある
緑の3本支柱行灯で少しゆったりめに誘引して、植替え終了。

しっかり株を充実させて来年も美しい花を沢山咲かせてくれますように！　(-人-)